研究会よりお知らせ

2024-01-14 23:19:00

第2回「中世」読書会を開催しました

 第2回「中世」読書会を開催しました。

 主宰者が風邪をひいたりコロナに感染したり、また留学生の方々も母国へお帰りになったりしますので、「中世」読書会は基本的にネットで、メールを使って行うことにしました。かなり読みにくい長い小説ですので、ゆっくりゆるーく続けていこうと思います。

 この記事の終りのところで、三島由紀夫の小説「中世」第二の現代語訳を添付します。

 このところは長く、また段落の区切りがあまりされていなくて、だらだらと文章が続きます。平安女流日記風に書こうとしたのかな、という感じもありますよね。

 留学生の方々にも読みやすいように、かなり平易な現代語に置き換えてあります。また私の勝手な判断で、原作よりも多めに段落を変えました。少しでも読みやすいように工夫しましたが、原作通りがよいとお考えの方は、ご自分で調節くださいね。

 読みにくいですが、それでも根気よく読んでいくと、良さもわかってきます。自然現象が意志をもって動いているように描かれています。なんだか妖怪や幽霊、魔物などが、植物や風、星、水などの中に潜んでうごめいているような感じです。息子を喪って絶望しきっている足利義政が、自分の庭の中でそういう不思議な自然現象を感じながら、少しずつ変化している様子がおもしろいと思います。くだけすぎた文章になっているかもしれませんが、よろしかったら皆さん、ぜひ読んでみてください。

pdf 「中世」現代語訳2.pdf (0.18MB)